福島電気鉄道 福島交通 阿武隈急行 /  橋本俊一 著 高樹屋

福島・伊達地域の交通変遷史がこの一冊に凝縮されました

福島電気鉄道 福島交通 阿武隈急行 /  橋本俊一 著 高樹屋

 なぜこの場所に電車が走っているのか?考えたことはありますか?

 今回ご紹介する『福島電気鉄道 福島交通 阿武隈急行 /  橋本俊一 著 高樹屋』は、2008年に創業100年を迎えた福島交通と、阿武隈急行の歴史や現状が、丁寧にまとめられた書籍です。

著者の橋本俊一氏は、福島県三春町のご出身です。

 実は、当店がある富山県(南砺市)と福島県(南相馬市)はご縁が深く、記録の残っている限りでは、天明の大飢饉の際、相馬藩が富山(特に福野・福光地区の方)の人々に土地を与えて、福島に移住させる事を奨励したそうです。

その名残りで、干し柿のことを「富山柿」というそうで、元々その時に富山から柿の木を持ってきたのが「富山柿」の始まりだそうです。

 今回の東北の震災の際には、南砺市の方々が真っ先に南相馬市へ救援活動に行ったり、南砺市に南相馬の人が避難してきたのは、このご縁でだそうです。また、平成23年12月23日から24日にかけて、「元気だ!南相馬NANTO餅つき実行委員会」を中心とする南砺市民40名が福島県南相馬市を訪れ、東日本大震災で被災された方々と餅つきを行い、また郷土芸能を披露し交流を深めております。(桜井南相馬市長と田中南砺市長もご参加)
年越しそば(五箇山そば)などもトラック一杯に積み込み、お届けしたようです。

この事も、著者の橋本さんより教えていただきました。

さらに、後に富山県の富山地方鉄道や、立山黒部アルペンルートで名高い立山黒部貫光を創業された佐伯宗義氏も、大正時代に経営危機に陥った、福島交通の前身である福島電気鉄道の経営に参画されておられます。この辺りのことも、本書で詳しく書かれております。

書店経由では、あまり流通していない本書ですが、当店とご縁をいただきまして、ご紹介させていただけることになりました。

モハ 1200 形と7000 系。旧電車の最後の仕事は、7000 系を福島駅に迎えに行くことだった。本書に掲載。

 本書は著者の橋本さんが、自ら関係者に取材を重ね、ご自身で撮影された写真と年表などがふんだんに盛り込まれた書籍です。資料としても、貴重な1冊となっております。

今回に震災におきましては、福島交通は被災三県の私鉄のなかで、一番乗りの復旧を遂げております。また、深刻な燃料不足の中でバスも走らせ、福島県民の足を確保しました。

このことは、福島交通の成り立ち・歴史に大いに関係していると考えられます。この辺りのことも、本書より読み取ることができるでしょう。

以下に出版社からの紹介文を掲載します。ご参考にしてください。

 2008年に創業100年を迎えた福島交通。
道のりは平坦ではなかったが、過去数回のターニングポイントが会社の運命を変える。

この本は、過去幾たびかの経営危機を乗り越えた、福島交通と阿武隈急行の歴史や現状をまとめたものである。

特に大正時代に経営危機に陥った、福島交通の前身である福島電気鉄道の経営に参画した佐伯宗義氏(後に富山県の富山地方鉄道や、立山黒部アルペンルートで名高い立山黒部貫光を創業)の福島での活躍を紹介。

阿武隈急行の民鉄初の交流電化開業秘話も掲載している。
旧飯坂東線の路線図や時代対比写真集、福島交通飯坂線・阿武隈急行の全駅も紹介し、この一冊で福島・伊達地域の交通変遷史が一目で分かるよう、編集されている。

出版社:高樹屋 発売日:2008/8 寸法:B5サイズ ページ数:166ページ 

こちらの本を実際にお読みいただいたお客様の声をお聞きください

三重県鈴鹿市 I・M様

千葉県我孫子市 中村様

 不幸にも震災に見舞われてしまった福島交通ですが、今まで幾多の苦難を乗り越えてきた福島交通です。本書をご覧いただければ、福島県・福島交通の復興を確信できることでしょう。

鉄道ファンのみならず、ぜひお読みいただきたい書籍です。

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